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2023年度日本現代詩歌文学館常設展「賢治に献ずる詩歌」

2023年4月25日 冬のイベント

開催期間

令和5年3月14日(火)~令和6年3月10日(日)
午前9時から午後5時

場 所

日本現代詩歌文学館 2階展示室
(岩手県北上市本石町2-5-60)

入場料

無 料

展示内容

  • 「宮沢賢治あるいは『春と修羅』」をテーマとした直筆作品57点
  • 出品者による作品朗読音声
  • 美術作品7点(宮沢賢治「日輪と山」は複製)
  • 写真2点
  • インスタレーション「かげとひかりの大樹」

展示テーマ

宮沢賢治は、故郷岩手の空と大地に深く交わり、37年の生涯において、詩や童話をはじめとする多彩な文学作品を残しました。科学・宗教・芸術の広い見識に基づく専門用語、生き生きとした方言や自在なオノマトペ。豊かで新鮮な賢治のことばは、いまなお多くの人を惹きつけています。2023年は賢治の没後90年にあたり、翌24年には生前唯一の詩集『春と修羅』の刊行から100年という大きな節目を迎えます。

その詩集を賢治は自ら「心象スケッチ」と称し、己の裡に抱えた修羅や愛しい妹の死を書き留め、心に映る一瞬のなかに、永遠を見出そうとしました。「(すべてわたくしと明滅し/みんなが同時に感ずるもの)/ここまでたもちつゞけられた/かげとひかりのひとくさりづつ/そのとほりの心象スケツチです」(序)―「わたくし」という個人の心象は、「みんなが同時に感ずるもの」でもあると、賢治はいいます。この「みんな」は、賢治が山野を歩き、あるいは汽車で運ばれるうちに交感した風や雲、鳥や馬や人間たちの総体であり、絶えず変化する世界のそのものなのかもしれません。

時間と空間を超え、明滅しつづける賢治のことばは、現代を生きる詩歌人たちにどのように受けとめられるのでしょうか。賢治作品の機軸であり、あらたな詩のことばを切り拓いた「心象スケッチ」への多様な応答をとおして、今ここに浮かびあがる賢治の姿を共有し、その先にある100年を展望するべく、「賢治に献ずる詩歌」展を開催します。

お問い合わせ

日本現代詩歌文学館
〒024-8503 岩手県北上市本石町2-5-60
電話:0197-65-1728

開催日・日程

2023/03/19(日) 〜 2024/03/14(木) 9:00~17:00

イベント概要

宮沢賢治あるいは「春と修羅」をテーマとした作品を展示します。

アクセスマップ

日本現代詩歌文学館