- 口内地区で収穫される「ごしょ芋」。菊芋とも呼ばれ、体に良い成分が含まれています。ごしょ芋コロッケと餃子が新しい特産品として注目されています。
取扱い店
<店頭販売 餃子・コロッケ冷凍品>
- NPO法人 店っこくちない
- 産直施設「あぐり夢くちない」 (なお、冷凍品の販売はしておりません)
- 明るい農村
お問い合わせ先
団体名 | 特定非営利活動法人くちない | ふりがな | とくていひえいりかつどうほうじんくちない |
所在地 | 岩手県北上市口内町新町67 | TEL / FAX | TEL 0197-71-4700
または TEL / FAX 0197-69-2001(口内地区交流センター) |
連絡 |
月~金曜日の9:30~15:30 |
店休日 | 土曜・日曜・祝日 |
ごしょ芋について
今、口内地区で新しい特産物が生まれています。
その名は、“ごしょ芋”。ごしょ芋とは地域で呼び名が違うものの、一般的には“菊芋”と呼ばれるキク科のお野菜で、お芋の一種です。
“ごしょ芋”は手を加えなくても増加していく作物なので、昔から厄介者扱いされてきました。その増えて多くなる様が、お米の重さの一升、二升、三升、四升、五升と多くなる様に例えられ、“ごしょう芋”と名づけられ、それに東北の訛りの特徴である、言葉の語尾が短くなることが重なり、“ごしょ芋”と呼ばれるようになりました。
ごしょ芋は、とても繁殖力が強く雑草の中でも立派に育ちます。とても強力な除草剤を使えば繁殖を抑えられるかもしれないと言う程のしぶとさで、栽培をやめる時はひとつ残らずキレイに片付けなければ、どんどん増えていきます。ただ、そんなごしょ芋も、きちんと肥培管理をすればもっと大きくもなり形も良くなります。
販売の取りまとめをしている、北上市口内町のNPO法人くちない 事務局長 菅野甚一さんは“昔からの厄介者が今の時代に日の目を見るとこはとても良いことです。と今後のごしょ芋の認知度の高まりに期待しています。
ごしょ芋の収穫は10月頃から翌年3月までの期間に行われ、芽が出る前に行われます。秋に入った収穫直前のごしょ芋は上の写真の2倍の大きさになり、茎は葉っぱを含み2メートルにも伸びます。その先端には、黄色く小さな菊の花が咲きます。
ごしょ芋が注目されるきっかけになったのは、2010年10月のことです。くせのないシャリシャリ感があるごしょ芋は漬物にされ昔から地区民に食されてきました。そこで、3種類の味で漬物を作った結果、とてもおいしく、やはりお芋なのでコロッケの商品化をしたいとの声があがり、同地区の「まきさわ工房」へ商品開発・企画の依頼をしました。一方、試しにギョーザに原料を加えてみたところ、予想以上の出来栄えでこちらも商品化となりました。
ごしょ芋には血糖値を抑える“イヌリン”と言う成分が入っています。“イヌリン”は高血糖に効果があり、食物繊維が豊富に含まれるので便通がよくなることは、一般的な菊芋の成分として知られています。今後は、ごしょ芋の成分を分析し、口内の特産品として売り出していきたいと、事務長 菅野甚一さんはおっしゃっていました。
ごしょ芋餃子(冷凍) 1パック(12個) 370円 ごしょ芋コロッケ(冷凍) 1パック(5個) 550円
コロッケと餃子を店頭販売しているのは、北上市で「店っこくちない」だけです。ご家庭で調理して温かいままで召し上がっていただけるように、冷凍販売を行っています。また、町内の産直施設「あぐり夢くちない」のあぐり食堂では調理品を召し上がることができます。
是非、口内地区の特産品「ごしょ芋コロッケ」と「ごしょ芋餃子」をお召し上がりください。